斜里岳

　　斜里岳は交通の便が悪く、清里駅からタクシーを使うのが普通のようだ。5,000円位かかる。清里イーハトーヴＹＨに泊まると登山口まで送ってくれるとの情報により、前日のうちに清里イーハトーヴＹＨに泊まることにした。ＹＨでは幸い車を持っている人が斜里岳に登るというので、便乗することにした。ＹＨでは送ってはくれるが、迎えには来てくれないので、車を所有している人がいるととても助かる。結局自分を含めて４人で登ることになった。
　登山口の清岳荘(せいがくそう)から下二股までは沢沿いの道で、時々対岸に渡る。増水しているときには徒渉をするような感じだ。わかりにくいような所も少しあったが、一緒に歩いたＹ君は前日にも歩いていたので、頼りになった。Ｙ君をガイド代わりに自分が先頭であるいた。下二股からは滝の横を歩くようになり、かなり立派な滝も見られた。ややスリリングなところもあり、思っていたよりも変化に富んだ登山道だった。沢の水はかなり鉄分を含んでおり、口にすると渋い。飲み水としては適さない。しかし鉄のおかげでこけがほとんどなく、水の中でも滑ることはほとんどなく、とても歩きやすかった。
　天気は下二股付近になると天気も良くなり、久しぶりの青空に感激。頂上に着いてすぐに写真を撮るべきだった。のんびりして昼食をとっていたら気がつくとガスだらけになり、視界がなくなった。すぐに写真を撮り下山。下りは新道の熊見峠経由で下山した。下りの方は尾根通しの道で、急な下りがずっと続いた。下りの方が時間がかかった。下りきる少し前に足の遅い中年の女性を抜いた。清岳荘にタクシーを待たせているとのこと。少し遅れると伝えてほしいと頼まれる。
単独は自由でいいが、足（車）のことを考えるとたまにはパーティーを組むのもいいものだ。