瑞牆

  この日は9月からの学校5日制の試行日ということで休みになり、天気も良いとの予報であったため、瑞牆山に出かけることにした。瑞牆山は金峰山と一緒に登ろうと思っていたが、今回瑞牆山だけにしておけば次の機会は金峰山と甲武信ガ岳を一緒にすることができるので、それでもいいものだと思った。今回の山行は前回と同じ失敗はしまいと念じていたが、早速インターを出てからコンビニが見つからずに時間を1時間ほどもロスしてしまった。「まいったな!」ここで気を取り直して一路車を瑞牆山に向けて走らせた。
 瑞牆山荘の前では駐車スペースが狭く困ったが、路肩に置くことにした。天気もまずまずで足どりもはかどり、25分ほどで富士見平小屋に着いた。9分ほど休憩の後、瑞牆山に向かった。途中で瑞牆山の岩肌が見え、この岩に登ると思うと久しぶりに興奮を感じた。
 順調に高度を稼いで行ったが、前回と同様に今回も道を間違えてしまった。大ヤスリ岩らしい所を、本来は右に廻っていくのを間違えて左側に行ってしまった。すぐに戻れば良かったが無理に歩いてしまったため、とんでもない所に出てしまい、ヒヤヒヤで歩いた。かなり急な岩を登ったりしたのでもう後には引けなくなり、意地で歩いてしまった。やや心配になったがケルンが見えてほっとした。30分ほど遠回りしてやっと本来の登山道に合流できた。頂上まで後ほんのわずかの所であった。
 今回はだいぶコースタイムを下回ることができたので、寄り道はむしろ新しいコースを歩けたということでよしとする事にした。
 下りも順調に歩け、途中でシャクナゲの花がきれいに咲いている所があった。シャクナゲの花はこの頃覚えたばかりだったため、それとすぐわかった。また、かなり早い時間に(13:15頃)車に着いたので、増富温泉に寄ることにした。増富温泉はとてもぬるく、長く入ることで効果があるとのこと。今度の金峰山と甲武信ガ岳への縦走の下見ができ、よかったと思う。