開聞岳

　あまり列車がなくて（１日に５〜６本）バスを利用した。写真での開聞岳には以前から関心があった。実際に登ることになって標高以上に高い山のような感じがした。麓はほとんど標高がなくて、結局他の山と同じような標高差を登らなければならないのだ。それも単調な一本道だ。歩くコースに選択の余地が余りない。二合目までは舗装の道路だ。ここには芝スキー場があった。時間があればやってみたいものだ。五合目より少し上で休んだが、ここからの眺めはすばらしく、長崎鼻や指宿方面がよく見える。よくもこんな高い所まで来たものだ。我ながら感心する。
　頂上は遠くから眺めるのとは違っていて、富士山や蓼科山のように火口が縁取られる形になっていた。頂上はその一角で三角点がある。この部分だけが岩だらけになっており、その他の火口一周は木に覆われていた。「火口一周できればいいのになあ」と思った。
とにかくこの日は暑くて、１２月とは思えないほど大汗かいた。でも頂上はさすがに風が冷たかった。下山にも時間を気にしてしまった。というのも１時間早いバスに乗れれば空港でゆっくりできるからである。うまくバスに間にあった。