早池峰

　　とにかく朝が早い。前日中に花巻まで移動して駅前の旅館「深美」に泊まっていたので、（素泊まり￥5,000）楽ではあったが、5:20のバスであったためあまり夜もじっくり眠れず、時々目が覚めてしまった。朝食もほとんどとれず、（カレーパン１個、カロリーメイトドリンク１缶）あまり気合いが入らなかった。バスは途中大迫営業所でトイレ休憩をとったので、両替をするつもりだったが、回数券を使うと得であると聞いたことがあったので、試しに回数券を買ってみた。結果的にいくらか得をした。
　早池峰には直接登るルートと、小田越経由のルートとあるが、行きは直接登るルートを、帰りは小田越ルートをとることにした。バス停で帰りの時刻を念のため確認したところ、15:30発の花巻駅行きのほかに、13:12発の大迫営業所行き（ここから石鳥谷駅行きになる。）があるので、もし早く下りてこれたらこれもいいなと思った。
　山は天気も良く、快適な登りであった。はじめは沢沿いの道で、やがて石がゴロゴロする所を歩くようになった。頂上に近づくにしたがって石が多くなってきたが、草もありアルプスのような感じではなかった。また石の質が違うようだ。頂上も石だらけであった。天気は良かったが、残念なことにガスがでてきて遠くの山が見えなくなってしまった。月曜日なのに人が多かった。
　下山は小田越方面に向かった。10分ぐらい木道を歩いた後、急な下りになった。かなり下の方までこの状態が続いた。小田越え間近のなって樹林の道になり、下りてきたことを感じさせた。
河原の坊バス停には12:25に着き、バスの時間まで47分もあったのでここにある自然保護センターのような所で時間をつぶした。
　石鳥谷から北上まで在来線に乗り、北上から仙台まで新幹線に乗った。新幹線ははじめ座れなかったが、一ノ関で座れた。仙台では七夕祭りの最終日であった。風呂と夕食をとったあと、ぶらぶらと歩いて見物に出かけた。月曜日の7:30過ぎということもあってこれといった出し物もなかったが、飾りものは立派だった。しかしこのような祭りほど一人での見物は寂しいものはない。