月山

　　参篭所そばからは8:00になると少し上までバスがあるということだが、やや遅いので、7:10に歩いて登ることにした。わずか20分だったので歩いて正解だった。湯殿山本宮からは急坂とあるので、覚悟はしていた。始めは階段で、途中一旦平らになって再び急坂、だめ押しに梯子付きの坂になった。急坂を過ぎると小屋に出るはずだが、そこには建物があるだけで人の気配はなく、泊まれる小屋ではなかった。
　少し歩くと水場があり、ほっとした。月山は楽な山というイメージだが、このコースからはきつかった。
　頂上小屋に着くとやっと頂上が見えた。頂上には神社が乗っ取っていて、さすがに信仰の山であることを感じた。頂上に立つためにもここに入らなければとの思いで、御祓い料として300円払った。一等三角点は神社の外の裏にあった。頂上すぐ東側の雪渓で水を飲んだ。少しゴミがあったが、冷たくて（当たり前か）おいしかった。
　あまりゆっくりできないので、急いで８合目方面に下りた。意外と時間がかかって、バス停に着いたのはバス発車のわずか６分前だった。