赤城山

　母から母の実家の本庄に行かないかとの誘いに乗り、赤城山が近いことを理由に本庄に行くことにした。本来ならば９月１日から２学期が始まるが、この日は日曜日であったのでこの年の２学期は９月２日からであった。８月３１日に家を出て本庄の叔母の家に行った。ここで１泊し、次の日に朝早く出ることにした。
　９月１日は世界陸上のマラソンの日であり、期待する日本の選手も多く出ている。結果は谷口が見事優勝することができ、感動した。いい気分で朝早くに赤城山へ車を飛ばした。道路は混んではいなかったが、予定の道が通行止めであることが途中でわかり、やむなくＵターンをして別の道で行くことにした。この日は赤城マラソンの日になっていて、多くの選手やその付き添いの人がいて車を止めるのがやっとで、どうもこの日はマラソンづくしの日のようだった。
　赤城の山は黒桧山を始め、駒ヶ岳、地蔵岳などのピークをもち、その中でも最も高い山は黒桧山である。始めにこの黒桧山に登ることにし、駒ヶ岳を経由して麓の大沼におりる予定であった。しかし、黒桧山への道を間違えてしまい、多少のタイムロスをしたが、あとは問題もなく、頂上に到達した。頂上はガスが出たりして眺望はなかったが、日曜日とあってか、かなり多くの人がいて賑やかであった。駒ヶ岳は頂上があまりはっきりせず、がっかりした。大沼におりたのがまだ早かったので地蔵岳にも登ることにした。しかし、だるいので、“ズル”してロープウェーを使って登ることにした。頂上はさすがに人が多く、あまり長居はできない様子であったため、一回りして下山することにした。下山にはロープウェーは使わず、歩いておりることにした。おかげで膝が痛くなった。